子連れ海外旅行の準備、ワクワクする一方で
「パスポートの申請ってややこしそう…」と不安も多いですよね。
特に小さな子どもがいると、役所に行くのも一苦労…。
私自身、初めての申請では調べごとに時間がかかりました。
2023年3月から始まったオンライン申請を使えば、隙間時間で手続きが進められ、窓口に行く回数もぐんと減ります。
この記事では、忙しいシングルママ・パパでも迷わず申請できるよう、必要書類・手順・注意点をわかりやすく解説します。
子供のパスポートオンライン申請

今回は15歳未満の子供の代理人による新規申請の手続きの手順をお伝えしていきます。
旅行には帰国日まで有効なもの、入国時から45日以上の残存期間があることが望ましいです。
スマホとマイナンバーカードを使ってマイナポータルから申請することができます。

窓口には行くのはパスポート受取の1回のみ。
仕事や家事で忙しい人には嬉しいですよね
親と子供のマイナンバーカードが必要。
オンライン申請に必要なものは以下の通り。戸籍謄本はオンライン申請後、受付窓口に簡易書留で郵送します。
子どもの年齢別 オンラインパスポート申請方法
子どもの年齢 | 申請方法 | 必要書類 |
---|---|---|
15歳未満 | 親が代理申請 | 親のマイナンバーカード、 子のマイナンバーカード、 戸籍謄本 |
15〜17歳 | 本人申請(親の同意書必要) または親が代理申請 |
本人のマイナンバーカード、 親の同意書、 戸籍謄本 |
マイナンバーカード受取時に設定した4種類の暗証番号のうちの2つです。
私は「設定暗証番号記載表」という紙に控えてマイナンバーカードと共に渡されました。

署名用暗証番号は5回、その他は3回連続で間違えるとロックがかかります
マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまったりロックがかかってしまったら、市役所や出張所に本人確認書類とマイナンバーカードを持参して再設定が必要です。
15歳未満の子どものパスポートは親がオンラインで代理申請
15歳未満の子の代理人申請はまず代理人登録が必要です。子供と親の両方のマイナンバーカードと暗証番号が必要。スマートフォンは親の1台で手続き可能。

- 子供のマイナポータルにログイン 利用者証明用電子証明書の暗証番号を入力。
- 子供のマイナンバーカードの上にスマートフォン背面を合わせて読み取り開始。
- 切り替わった画面右上のメニューから「代理人の登録」を選択。
- 「新たに代理人を指定する」を選択。
- 新たに代理人を登録の中の「代理人を登録する」を押下。
- 代理人(親)の利用者証明用電子証明書の暗証番号を入力。
- 代理人(親)のマイナンバーカードを読み取ります。
- 切り替わった画面で代理関係名(例、父・母)や代理権限の有効期間を入力。
- パスポート(旅券)申請サービスを「委任する」にチェック。確認から完了。
- 代理関係番号が必要なので控えておきましょう。
代理関係番号で誰の手続きかを判断。子供が複数人の時は番号が誰のものかも控える事をオススメします。

代理関係は「母」。期限その他は入力されていたまま進みました。
親のマイナポータルから代理人として子供のパスポート申請。

親のマイナポータルから代理人として子供のパスポートの申請をしていきます。ここから必要なのは親のマイナンバーカードと暗証番号です。
- 親のマイナポータルにログイン。
- 切り替わった画面左上のメニュー画面から「代理人として利用」を選択。
- 代理関係情報の下部、「サービス開始」を押下。「代理人利用中」と表示されます。
- 「パスポートの取得・更新」を選択。
- パスポートを取得する(新規申請)を選択。
- パスポートの受取窓口(パスポートセンター)を選択。
- オンライン申請後、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)を窓口に郵送(簡易書留)する必要があります。など確認事項を確認して問題なければ同意にチェック。
- 申請者情報を入力。子供が複数人の場合間違えないようにしましょう。
名前や本籍地の入力途中で保存して中断が可能。入力した内容は本体にダウンロードされます。再開する際は【代理人として利用】まで進んで画面をスクロール。「申請を再開する」を押下。【ファイルを選択】から保存したファイルを選択すると中断した所から再開できます。
申請者本人の顔写真を撮影。
子供の写真を撮影。マイナポータルアプリで撮影するか、カメラロールから画像を選択。パスポートの写真には細かい規定があるので注意しましょう。

顔の位置や大きさはガイドラインが表示されます
自署(サイン)画像を撮影。
汚れやシミのない白い紙に黒か青の濃いインクで署名したものを撮影します。未就学児は代理人の代筆が可能。小学生のパスポート申請なら自署は原則として本人の自筆が必要です。対象は全学年となっています。
情報入力、顔写真、サインの入力が完了したら手順2の申請へ。マイナポータルに受付完了通知が届きます。
オンライン申請後、戸籍謄本を窓口に郵送。
受付通知に記載されている受付窓口宛に戸籍謄本と受付票(通知に添付されているものを印刷)を簡易書留で郵送します。印刷できない場合は受理番号を戸籍謄本の上部の空白に記入してもOKです。

私と子供2人なら戸籍謄本は1通。受理番号はそれぞれに記入
封筒の裏面にも住所、氏名と合わせて受理番号を記載して郵送。受付窓口が戸籍謄本を受理すると審査が開始されます。申請の審査状況はマイナポータルの「やること」から確認できます。書類に不備があると「要訂正」と表示されるので90日以内の再申請が必要。
標準審査期間は約1週間(土日祝日除く。)オンライン申請が導入されましたが、即日発給はできません。(緊急の場合を除く)
オンライン申請の場合、マイナポータルに連絡が来ます。スマートフォンアプリの通知をONにしておくと新しいメッセージをお知らせしてくれるのでオススメです。
オンライン申請時に指定した窓口へ子供本人と受取り。

パスポートの発行通知が届いたら申請時に指定した窓口で受け取ります。
受取の際は年齢に関係なく申請者本人が行く必要(代理申請した場合も不可)。
申請時に交付された受理証と手数料、申請時に使用した本人確認書類を持参しましょう。
オンライン申請でのパスポート有効期限延長
パパ、ママのパスポートも有効期限ギリギリという方も多いのではないでしょうか?
残存期間延長についてもお伝えしたいと思います。オンライン申請の対象は以下の通り。
- パスポートの残存期間有効期限が一年未満の場合。
- 査証欄の余白が見開き3ページ以下の場合。
自身のマイナポータルにログイン。右下部の「さがす」を押下。
自治体を選択して「パスポート」と入力。(#パスポート)を入力してもOKです。

- 【パスポートを更新する(切替申請)】を選択。
- 受取窓口を選択。確認事項に同意できたらチェック。
- 顔写真、自署画像、申請事前情報を入力。
- 【申請する】に進む。
- マイナポータルで交付予定日の通知を確認。
- 通知に記載されたURLから「クレジットカード納付専用サイト」にアクセスしてカード情報を登録すると手数料のクレジット払いが可能。
- 発行通知を確認したら本人確認書類を持参し窓口でパスポートを受取。実際のクレジット決済が行われる。

有効期限延長の場合は原則、戸籍謄本の郵送は不要。氏名や本籍地に変更がある場合はオンライン申請不可。戸籍謄本が必要です。
有効期限が完全に切れたパスポートの更新はオンライン申請不可。
有効期限が完全に切れてしまったパスポートの更新は窓口での手続きが必要です。
以下の必要書類を持参して窓口で申請します。
期限切れと合わせて氏名や本籍地が変更になっている場合も窓口での申請が必要です。
有効期限切れ5年以内の更新の場合は「未交付失効」として扱われ通常より手数料が6,000円高くなります。

私は新婚旅行に行ったきり有効期限が切れて4年…。割高でした。
オンライン申請での有効期限延長以外は現金か収入印紙で手数料を支払う。
以下パスポート申請料金一覧です。
有効期限 | 国の手数料 | 都道府県手数料 | 合計 |
---|---|---|---|
10年間有効(18歳以上) | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
5年間有効(12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
5年間有効(12歳未満) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
新規申請の場合や有効期限切れ、氏名本籍地に変更がある場合などは現金か収入印紙での支払いのみ。有効期限延長のオンライン申請の手続きのみクレジットカード決済が可能です。
戸籍謄本をコンビニで取得する方法
マイナンバーカードを取得していて市町村がコンビニ交付に対応していれば可能です。
マルチコピー機設置のコンビニで6:30~23:00(自治体による)に取得できます。
その際にもマイナンバーカードの4桁の暗証番号が必要です。
- マルチコピー機で「行政サービス」を選択。
- 「証明書交付」を選択。
- マイナンバーカードをかざして暗証番号を入力。
- 「戸籍証明書」を選択。
- 必要な書類と枚数を選択。パスポートの申請に必要なのは戸籍謄本。戸籍抄本は不可です!
- 内容を確認して手数料を支払い、書類を受け取る。

戸籍謄本は2通取得がオススメ。1通は旅行に持参。もしものパスポート紛失時の証明のために忍ばせましょう。
子供のパスポート申請についてよくある質問(Q&A)

Q1. 子どものパスポート申請は何歳から必要?
A. 0歳の赤ちゃんから必要です。海外旅行には年齢に関係なく、1人1冊のパスポートが必要です。
Q2. オンライン申請でも戸籍謄本は必要?
A. はい、15歳未満の子どもの申請には戸籍謄本が必要です。提出方法は自治体によって異なるため、事前に確認しましょう。
Q3. オンライン申請後、受け取りは代理でもできる?
A. いいえ、原則として申請者本人(子ども)と親の同行が必要です。年齢によっては親だけで受け取れる場合もあるので、事前確認を。
Q4. パスポートの受取にかかる日数は?
A. 通常、申請から1週間〜10日程度です。オンライン申請でも発行日数は変わりません。
Q5. スマホだけで全部完了できる?
A. 申請手続き自体はスマホで完了可能ですが、戸籍謄本の提出や受け取りは窓口対応が必要です。
まとめ

海外旅行に欠かせないパスポート。マイナンバーを取得していればオンライン申請が可能で、便利になりましたが、それでも手続きは必要です。お子さんの代理人登録や戸籍謄本の取得など、隙間時間を活用して少しずつ進めると効率良く申請が進みます。なお、自分のパスポートの有効期限が1年未満になっていたら、まずは延長手続きを!私自身、氏名変更や更新手続きが後回しになり、割高になってしまいました。これからパスポート申請をするママ・パパの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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